2009/4/17

三潴裁判控訴審の最終準備書面
(福岡県久留米市で、住民が携帯電話基地局の移転を求めている裁判)

情報源 中継塔問題を考える九州ネットワーク(ウェブサイト)

 福岡県久留米市三潴(みずま)で、住民が携帯電話基地局の移転を求めて起こした三潴裁判の控訴審で、住民側が裁判所へ提出した書面です。
 電磁波(高周波)問題の現時点での到達点を俯瞰でき、情報源としても貴重で興味深い書面です。弁護団のご了解をいただき、掲載させていただきました。

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もくじ PDF
第1 はじめに 1 314KB
 1 人体実験を容認し、殺す側の論理を支持する原判決 1
 2 「殺される側の論理」控訴人の主張 3
 3 「殺す側の論理」の誤りは自明である
 (1) 水俣病における教訓
 (2) 灰色部分は「危険」と判断されるべきである
6
第2 本件訴訟の控訴人らが求めているもの及び法律的争点 11 295KB
 1 控訴人らが求めているもの
 (1) 控訴人らの要求は中継基地局の移転である
11
 2 本準備書面は次のとおり構成されている 13
第3 本件中継基地局の電波の理論値 15 311KB
 1 原判決の認定 15
 2 被控訴人が主張する理論値
 (1) 被控訴人が主張する理論値の値
 (2) 控訴人川勝聖一の作業所での理論値
 (3) 被控訴人でさえ認めている理論値の危険性
15
 3 被控訴人が認めている理論値以上の強度が出る可能性
 (1) 被控訴人の主張の概要
 (2) 基本算出式に当てはめる数値について
 (3) 増波の可能性
 (4) 小括
20
第4 本件基地局の電波の実測値 24 290KB
 1 被控訴人が主張する実測値は判断の要素となり得ないこと 24
 2 実測方法がずさんであること 24
 3 理論値程度の強度が出る危険性 24
 4 上記実測値の危険性 25
第5 電磁波の危険性に関する知見の到達点 26 667KB
(26~59頁)
 1 非熱効果も認められるべきである -健康被害の考え方-
 (1) 現行電波防護指針(基準値)の意味
 (2) 短期濃厚曝露(急性症状)と長期的微量曝露(慢性症状)の病像発症のメカニズムは全く異なる
 (3) 筑豊じん肺判決-総務省の立場は違法である-
26
 2 健康被害判断における因果関係の考え方
 (1) 原判決と大分地裁判決
 (2) 最高裁判例ルンバール事件とその具体的適用
 (3) 論文の総合評価がなされるべきである
28
 3 被控訴人は疫学を無視している
 (1) 野島証人の乙第29号証の記述の誤り
 (2) 野島証人の他の誤り
 (3) 疫学調査が最も正しい結論である
35
 4 基地局周辺の疫学調査による健康被害
 (1) 健康被害発生の論文
 (2) ガン発生の報告例
37
 5 電磁波による電磁波過敏症の発生
 (1) 原判決の認定
 (2) 大分地裁判決の認定
 (3) 電磁波過敏症に関する知見の到達点
39
 6 携帯電話使用による健康被害
 (1) 脳腫瘍、神経膠腫
49
 7 テレビ、ラジオの電波塔周辺の健康被害
 (1) 被害は現実に発生している
 (2) 放送タワー周辺の発生ガン研究
 (3) ホッキング論文
 (4) ドルク論文
 (5) バチカン放送事件
 (6) キュン・バク論文
 (7) 大分地裁判決の認定
 (8) 小括
57
712KB
(60~97頁)
 8 電磁波に関する自然界の動物の疫学調査
 (1) 動物の疫学調査
 (2) スペインの白カササギ(コウノトリの仲間)の報告
 (3) ベルギー、エベラード、家スズメの報告
 (4) スペイン、バルモリ、家スズメの報告
 (5) 小括
63
 9 電磁波による健康被害の臨床試験・動物実験など生物学的影響
 (1) 電磁波による被害の一覧表-原判決の認定
 (2) 宮田意見書による論文の整理
 (3) 荻野意見書による整理
 (4) レフレックス報告
 (5) バイオイニシェティブ報告について
 (6) 電磁波による臨床的、生物学的影響はすでに確立されている
65
626KB
(98~120頁)
 10 被控訴人の反証の程度
 (1) 被控訴人の反証の概要
 (2) 電波防護指針値が安全値ではないこと
 (3) 生体電磁環境研究推進委員会の報告書に信用性がないこと
 (4) ICNIRPが時代遅れであること
 (5) WHOは確定的な見解を出していないこと
 (6) 野島意見が荒唐無稽であること
 (7) 反証が不十分であること
 (8) 小括
102
 11 健康被害は現実に生じている
 (1) 控訴人らの立証した健康被害
 (2) 控訴人らの立証は疫学4条件を充足している
 (3) 「公的見解」は絶対ではない
117
第6 本件中継基地局により控訴人らが受けている被害 121 295KB
 1 研究結果から導かれる被害 121
 2 控訴人らの現実の健康被害
 (1) 北里大学による所見
 (2) 研究結果との一致
121
 3 小括 123
第7 被控訴人の操業は権利濫用、信義則違反である 125 290KB
 1 原判決の判示 125
 2 原判決判示は誤っており違法である 125
第8 控訴人らは立証責任をつくしている 127 602KB
 1 立証責任の考え方
 (1) 控訴人ら主張は「予防原則」の採用ではない
 (2) 最高裁ルンバール判決の意味
 (3) フランスベルサイユ控訴審判決
127
 2 健康被害発生について立証責任を尽くしている 141
第9 結論―被控訴人の行為は人格権侵害であり、権利濫用・信義則違反である 142 289KB





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